ホテルコンサルティング事業などを手がけるアスリード(東京都品川区)は3日、東京・池袋で「hotel Siro」を開業する。設計・監理を担当したMOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOの原田麻魚氏は、「働いている人も宿泊する人もオープンにまちとつながることで、建物が生きていることが外から見える」と施設コンセプトを語る。
「わたしもよく地方に行くが、ホテルの部屋に入ったら、どこも変わらない。ここならもっと東京を楽しめる。外廊下や階段を可能な限り透明にすることに注力した」という。
個室は3フロアずつ異なるデザイナーが担当している。MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOは1階と8、9、10階を担当した。客室を一歩出ると、まちに向かって設計された伸びやかな外階段があり、都市とのつながりが体感できる。最上階の10階からつながるグランピングエリアでは都会の真ん中でのキャンプという特別な体験を楽しむことができる。
構造・規模はS造10階建て延べ962㎡。客室数は41室。施工は藤木工務店が担当した。
公式ブログ
【グランピングもできる】まちとつながるホテル「hotel Siro」 東京・池袋に7/3オープン
[ 2020-07-01 ]