【BIM/CIMなど業種ごとに助成】IT導入補助金2021 中小機構 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【BIM/CIMなど業種ごとに助成】IT導入補助金2021 中小機構

 中小企業基盤整備機構は、IT導入補助金2021(令和元年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業)から、業種ごとに補助金対象となるソフトウェアの機能例を明示している。建設・土木分野では、BIM/CIM対応を始め、点群データ解析など「建設DX」に関連した機能例を明示した。最大450万円まで助成する。

 建設・土木業に該当する機能例は、▽点群データ解析(測量、地盤解析)、構造、写真測量▽点群データ処理(3Dモデル作成、オルソ画像作成、ドローンマッピング)▽CAD(設計、プレゼン支援、シミュレーション)▽積算、拾い出し、見積もり▽出来形管理、総括表、電子小黒板▽図面管理(共有、変更管理、ファイリング)▽工程管理(工程表)、品質管理、写真管理、工事台帳▽施工管理(工事案件・契約、日報管理、原価管理・実行予算管理、作業員・資材手配、安全管理)▽安全衛生管理(作業手順作成・管理、巡視記録、健康チェック、グリーンファイル作成・管理、リスク評価・ヒヤリハット、教育)▽BIM/CIM対応▽建設確認申請書等法令提出、電子納品対応–の11例を示している。

 これらの機能のうち、IT導入補助金事務局に登録されたソフトを申請できる。申請要件は、資本金3億円以下の会社か、常時使用する従業員数300人以下の会社か個人事業主などとなる。
 現在、IT導入補助金の通常枠(A・B類型)と低感染リスク型ビジネス枠(特別枠:C・D類型)の2次募集を30日まで受け付けている。2次募集を締め切り後、3次募集を開始する予定だ。

 補助金申請額は、通常枠のA類型が30万-150万円未満(補助率2分の1以内)、B類型が150万-450万円以下(同)となる。低感染ビジネスリスク枠のC類型-1は30万-300万円未満(補助率3分の2以内)、C類型-2が300万-450万円以下(同)、D類型が30万-150万円以下(同)となる。


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