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B・C・I 未来図

【BIM2023⑨】関西設計 ディテール標準化し設計品質底上げ

最終更新 | 2023/06/08 11:46

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「すけるTON」を設計ツールに活用

 鋼構造物の設計を幅広く手がける日立造船グループの関西設計(KDC)。建築設計部でプラント建築、モニュメント、遊戯施設などを担当する建築設計2課では、詳細な構造モデルを迅速に作成したいと、1年前からカルテックの鉄骨専用精積算ソフト『すけるTON for Revit』の活用を始めた。久保竜也部長は「より最適な構造設計をサポートするために、データ基盤を整え、設計ツールとして『すけるTON for Revit』を位置付けていきたい」と強調する。

左から岡本氏、久保氏、高岡氏


 KDCが強みとしているプラント建築では、3次元設計を志向しており、建築設計部はプラント部と連携する形で、構造モデルの作成作業を担っている。部門間では双方向でデータのやり取りを進めながら、モデルを統合して構造部材と配管・機器の干渉や取り合いを確認している。久保氏は「われわれが継手の部分も含めた詳細モデルを提供することで、精度の高い干渉チェックが実現できている」と手応えを口にする。

 既にプラント部では10年以上前から3次元設計に軸足を移しており、部門連携を強化する一環として、3年ほど前から建築設計部も3次元の対応に進めてきた。構造設計業務では以前からBIMソフト『Revit』を使っていたが、継手など細かな部材モデルを効率的に作成することが難しく、部門間連携を実現する上で、より効率的に詳細な構造モデルを提供できるツールを探しており、1年前に『すけるTON for Revit』に行き着いた。

『すけるTON for Revit』導入は1年前

 建築設計2課は7人体制。このうち3人が2日間の研修を経て実務での活用をスタートさせた。研修では実際のプロジェクトを題材に、カルテックにデモンストレーションしてもらい、後追いする形で操作の進め方やモデル作成のコツを学んだ。岡本公宏課長は「直感的に作業できるすけるTONの操作性の良さもあり、研修翌日から実際の業務で使い始めることができ、無事に満足のいくモデルを提供することができた」と振り返る。

 建築設計部では、大小含め年間約100件の業務を手がけており、そのうち半分ほどを建築設計2課が担っている。対象案件はプラント建築やモニュメントなど複雑な構造が多く、しかも細かな部分まで配管・機器、造形・装飾との取り合いを意識する設計スキルが求められる。久保氏は「3次元の利点は、全体構造やディテールのプロポーションを直感的に確認しながら作業ができる点であり、3次元設計を機に、設計担当には干渉や取り合いまでイメージしながら設計するよう意識させている」と説明する。

大小含め年間約100件の業務を手掛ける

 建築設計2課では『すけるTON for Revit』の導入に合わせて、3次元設計基盤の構築にも乗り出している。すけるTONには部材の標準仕様をマスターファイルとしてデータベース化できる機能がある。岡本氏は「部材のディテール一つひとつに対して最適な形を検討しながら、マスターデータ化を進めており、これが完了すれば効率的に『すけるTON for Revit』を使いこなす土台ができる」と強調する。

 使用する鋼材は、JIS規格だけでなく、中国のGB規格などの場合もあり、規格に対応したディテールを標準化する必要がある。課のマスターデータ化を担当している高岡良輔氏は「これまで設計担当ごとにディテールが異なっていただけに、標準化していくことで、生産効率だけでなく、設計品質の底上げにもつながる」と考えている。

 既に母材のマスターデータ化は完了しており、現在は継手やディテールを標準化中。2023年度中には全てのデータ化が完了する予定だ。久保氏は「建築設計2課の平均年齢はまだ30歳と若い。社内教育とともに組織として設計スキルを底上げする意味でも『すけるTON for Revit』の導入が良いきっかけになっている」と考えている。

 現在のライセンス保有数はまだ1ライセンスだが、マスターデータ化の完了に合わせて、3ライセンスまで拡大する方針。KDCは建築設計2課の設計ツールとして『すけるTON for Revit』を位置付け、一気にBIMの階段を上ろうとしている。



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