【省エネ徹底のグリーン庁舎】高耐久の材料採用 北海道遠軽町 | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

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【省エネ徹底のグリーン庁舎】高耐久の材料採用 北海道遠軽町

完成予想図


 北海道遠軽町は、新庁舎建設の基本設計案を公表した。高い安全性、確実な業務継続性、機動性を発揮するBCP(事業継続計画)庁舎とするほか、遠軽町の気候風土を最大限活用し、維持管理に配慮したグリーン庁舎とする。基本設計・実施設計は、公募型プロポーザルにより選ばれた久米設計・北海道建築設計監理JVが担当している。

 規模はRC一部S造3階建て延べ7211㎡。役場庁舎と消防庁舎の合築となる。建設地は遠軽町1条通北3丁目1ー1。施設は、十分な耐震性能を備え、ライフラインが途絶えても自立可能な防災拠点となる庁舎を計画している。

 ユニバーサルデザインの考え方を取り入れ、全ての人を優しく迎え入れる計画とする。

 自然エネルギー、再生可能エネルギーを積極的に活用し、環境に配慮した施設にするとともに、徹底した省エネ手法により、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Ready庁舎とする。地場産木材の活用を検討するとともに、カーボンニュートラルに配慮した計画とする。また、耐久性に優れた材料や機器を採用するとともに、清掃・メンテナンスに配慮し、ライフサイクルコストを低減する。

 1階は町民対応に特化した役場窓口エリアと、救急出動の機能性に配慮した消防出動エリア、2階は役場と消防が東西でつながる一体型窓口、3階には議会機能をワンフロアに集約して配置する。

 駐車場は来庁者約60台、職員約190台、公用車約30台を設ける。施設は23年度後半に着工し、25年度の完成を目指す予定だ。


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