【2017夏休み特集1】来年のご参考に…建築・建設・土木のイベント記事ご紹介! | 建設通信新聞Digital

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【2017夏休み特集1】来年のご参考に…建築・建設・土木のイベント記事ご紹介!

◆7月22日 けんせつ小町活躍現場見学会@新青森県総合運動公園陸上競技場新築工事現場

大屋根の足場でドローンが記念撮影

 日本建設業連合会は22日、けんせつ小町活躍現場見学会を、大林組・丸喜齋藤組・西村組JVが施工する新青森県総合運動公園陸上競技場新築工事(岩崎孝治所長)の現場で開いた。女子小中学生とその保護者の11家族25人が参加した。
 冒頭、同連合会の五百木祐美氏は「建設業は女性が働くのが大変な業界だと思われがちだが、実際は女性だからこそ気付けることや活躍できる場面がある。現場で働く“けんせつ小町”の人たちに、不思議に思ったことは何でも聞いて楽しんでほしい」とあいさつした。
 この後、競技場のメインスタジアム内部を見学した児童たちに、大林組東北支店の大野七都子主任が、選手たちが利用可能な部屋になるまでの工事の過程を解説した。
 続いて、完成後には入ることができない大屋根部分の見学や、ドローンによる空中からの記念撮影のほか、大屋根の鉄骨部分への記念のサイン、壁面のプラスチックコンの跡を埋める作業など、貴重な体験の数々に時折歓声が上がり、親子で楽しんでいる様子だった。
 最後に岩崎所長は「この現場で働く約300人は、協力してこれから何十年にもわたって使用される施設をつくっている。社会に貢献できて、充実感がある仕事なのでぜひ興味を持ってほしい。いつかここを訪れた時にはきょうの体験を思い出してほしい」とあいさつした。
 見学会の開催について大野主任は「いまは女性が働く環境も整ってきているが、地方の現場では女性職員はまだ少ない。子どものころにこうした経験を通じて興味を持ってもらえれば」と語った。
 陸上競技場は、青森市宮田字高瀬の新青森総合運動公園内で整備が進んでおり、2025年に青森県で開かれる国体の総合開・閉会式や陸上競技の開催施設として内定している。
 規模は、S・RC・SRC造地下1階地上4階建て延べ2万8812㎡。総観客席は2万0804席。設計は伊東豊雄建築設計事務所が担当した。工期は19年12月まで。

◆7月21日 森ビル・親子で学ぼう!安全・安心なエスカレーターの乗り方教室@六本木ヒルズ
 森ビルは、東京都港区の六本木ヒルズで「親子で学ぼう!安全・安心なエスカレーターの乗り方教室」を開いた。学校が夏休みに入り、外出先で利用する機会が増えることから、安全な正しい乗り方を楽しく学ぼうというもの。8月31日まで行われている「エスカレーター『みんなで手すりにつかまろう』キャンペーン」の一環となる。
 参加した小学生は、ステップの中央に乗る、手すりにつかまる、歩かないの基本事項を確認しながら、実際にエスカレーターに乗った=写真。続いて行われた緊急時停止訓練では、親や鉄道職員が手すりにつかまった場合と、つかまらなかった場合の体にかかる揺れの違いを体感した。
 参加した子どもからは「普段と違う体験ができて良かった」「手すりにつかまらないと危ない」「きょう教えてもらったことを続けたい」などの声が上がった。

◆7月23日 けんせつ小町活躍現場見学会@横浜湘南道路トンネル工事現場

14家族計41人が参加した

 日本建設業連合会は23日、西松建設・戸田建設・奥村組JVが施工を進める横浜湘南道路トンネル工事の現場で「けんせつ小町活躍現場見学会」を開いた。女子小学生ら21人、その保護者20人の14家族計41人が参加し、工事用昇降機で地下に降りて、直径13.52mの大断面シールドを間近で見学するとともに、750t吊りクローラクレーンなど建設機械に乗車し、土木現場の壮大さを肌で感じた。
 見学会では、西松建設から、この現場(横浜湘南道路工事事務所)に従事するタミア・トリアンディニさん、林香織さんの工事係2人に加え、本社や関東土木支社、西日本支社から小山内綺羅さん(本社土木設計部)、竹松恵子さん(関東土木支店土木計画部)、宮川結衣さん(同磯子シールド出張所)、佐々木栞さん(同栄シールド出張所)、佐藤亜季美さん(同土木計画部)、内山明日香さん(関西支店京都西シールド出張所)、戸川侑香さん(同)、松田めぐみさん(関西支店洛西シールド出張所)、内海友里さん(同庭窪シールド出張所)の女性技術者9人が案内役を務めた。
 タミアさんによる工事概要説明後、各女性技術者の引率の下、複数の班に分かれて大断面シールドを見学し、バーチャルリアリティー(VR)による安全教育、クレーンや重機への乗車、測量などを体験した。見学後には、「けんせつ小町になるためにはどうすればいいのか」といった声が上がるなど、建設業への関心を深める良い機会となった。

林さん(左)とタミアさん

 現場を指揮する坪井広美所長は「素晴らしい仕事なので、建設業に興味を持ってもらい、将来社会に出る際には何らかの形で建設業に携わってくれたらうれしい」とあいさつした。
 入社3年目のタミアさんはインドネシア出身で、「日本で技術を学び、経験を積んで海外で仕事をするのが夢」と語り、「見学会を楽しんでくれて、参加者の方々から感謝の言葉をもらった。今後のやりがいにつながった」と感想を述べた。
 一方、入社1年目の林さんは「男女関係なく、個人として信頼され、認められるように仕事を頑張りたい」との意気込みを語った上で、「見学会が思い出として記憶に残ってくれたらいい」と笑みをこぼした。

◆7月24日 けんせつ小町活躍現場見学会@神戸市・磯上通オフィス新築工事現場

高所作業車でお土産を取りに手をのばす

 日本建設業連合会(山内隆司会長)は24日、神戸市中央区の(仮称)磯上通オフィス新築工事現場(施工・竹中工務店)でけんせつ小町活躍現場見学会を開いた。小中学生など20人とその家族ら計35人が参加し、建設現場のダイナミックさを体感した。
 冒頭、日建連広報部の五百木祐美参事は「けんせつ小町とは、建設現場で奮闘する女性のこと。建設業界には女性だからこそ活躍できる場面が多くあるということを皆さんに知っていただきたい」とあいさつした。
 その後、この現場で働く女性で組織した「磯上こまち」のメンバーが建設の仕事を選んだ理由や建設の仕事の魅力、(仮称)磯上通オフィス新築工事の概要を説明。「お仕事体験」として、免震体験車や高所作業車、熱中症対策として設置しているミスト扇風機などを体験した。
 高所作業車体験では、天井から吊るされた磯上こまち特製のノートや鉛筆セット、建設機械型の消しゴムが入ったお土産袋を子どもたちが取るイベントもあった。
 (仮称)磯上通オフィス新築工事の概要は、規模がRC・S造(基礎免震)10階建て塔屋1層延べ2万2742㎡。2月から工事を進めており、2018年3月31日の完成を予定している。設計は竹中工務店・昭和設計設計JVが担当した。建設地は神戸市中央区磯上通5-2-1ほか。

◆7月25日 コンクリートの硬さや重さ学ぶ 三井住友建設の「夏のリコチャレ」
 三井住友建設は25日、千葉県流山市の技術研究所に小中学生を招きコンクリートを使用したペーパーウェートづくりやコンクリート琴の演奏などを実施した。内閣府が推進する「理工チャレンジ(リコチャレ)」の一環で開催したもので、参加者は液状化の仕組み、ビル風の原理、コンクリートの素材や硬さ・重さなどを学んだ=写真。
 イベント終了後、岩本毅副所長は「将来進路を決める時に、今回の体験がきっかけになって理工系の道に興味を持って進んでいただけたらと思う」と参加者に呼び掛けた。

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