【2017夏休み特集7】来年のご参考に…建築・建設・土木のイベント記事ご紹介! | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【2017夏休み特集7】来年のご参考に…建築・建設・土木のイベント記事ご紹介!

◆8月3日 線路を歩こう!!夏休み親子見学会@名古屋市
 名古屋市道路占用調整協議会(事務局・同市緑政土木局路政部道路管理課)は3日、「線路を歩こう!!夏休み親子見学会」を開催した。小中学生とその保護者、13組31人が参加。鹿島・淺沼組・不動テトラJVが施工する近畿日本鉄道(近鉄)伏屋駅の高架化工事現場を見学した=写真。
 同現場は交通渋滞の解消を目的に、近鉄名古屋線庄内川~新川間約0.8㎞の道路と鉄道の立体交差化を進めている。線路は三重県四日市方面行が既に完成。残す名古屋方面行の工事も今秋に完了する予定だ。参加者のひとりは「工事にはいろんな人がかかわっていることが分かった」と感想を語った。

◆8月4日 ロボットプログラミングを体験@神戸市
 制御機器メーカーのナブテスコ(東京都千代田区、寺本克弘社長)は4日、自動ドアの開発・製造を行う神戸市の甲南工場に神戸市立井吹西小学校の5年生児童20人を招き、ロボットプログラミング体験教室を開いた=写真。
 このイベントは、総務省が実施する「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業に、同社と学研エデュケーショナル(東京都品川区、土屋徹社長)が共同で提案し実現した。学研が提供するロボットプログラミング講座「もののしくみ研究室」の教材キットを使い、講師養成ノウハウを伝授された甲南工場の社員の手によって講座は進められた。
 まず自動ドアのしくみや働きを理解するため、ショールームに設置された用途別、機能別の各種自動ドアを見学した。普段何気なく利用していても、自分たちでは気づかないセンサーの働きや自動ドアの機能の説明を受けた児童らは、驚きの表情を見せながらも、熱心にメモをとったり質問をしたりしていた。

プログラミング教材キット

 プログラミング講座では一人ひとりにパソコンが与えられ、自動ドアのしくみと制御を学ぶことのできる教材キットを用い、講師の指導を受けながらプログラミングに取り組んだ。また、生徒自身が考えたアイデアを取り入れ、オリジナルの自動ドアロボットへの改良などにも挑戦した。
 ナブテスコでは、自社の技術や製品が題材となったプログラミング教育を通じ、ものづくりへの興味と、地域社会への貢献につながることを期待している。

◆8月8日 空調設備分野の仕事を体験!
 新菱冷熱工業は、茨城県つくば市の中央研究所で『新菱冷熱サマースクール2017“空気をデザインする技術を体験しよう”』を開いた。内閣府の「理工チャレンジ(リコチャレ)」に賛同したイベントで、ことしは小学生から大学生までの22人が参加。生活に欠かせない冷暖房、その空気をデザインする技術・空調について学び、空調設備分野への理解を深めた。
 開会に当たり、佐原恭彦技術統括本部中央研究所長は「空調設備は普段、皆さんの目に付かないところで活躍している。人間でいうと臓器や血管と言え、建物の機能をつかさどる大切な役割を担っている」と建築設備の重要性を分かりやすく解説した。
 参加者は同社社員の案内を受けながら、約1時間かけて研究所内を見学。音響実験室や氷蓄熱システムのほか、屋内用のドローンシステムや風の流れを可視化するコンピューターシミュレーション技術、ダクト・配管内部のモニタリングロボットなど、最新の研究開発成果も見て回った。
 施設見学後には、日ごろ施工管理や設計に携わっている入社2年目の技術系女性社員4人が、入社の動機や仕事の内容などを紹介。学生らに対し、「工事が完成したときの達成感がこの仕事の魅力」「毎日の目標や目的がはっきりしている」などと語りかけた。

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