JR東海は、中央新幹線第一首都圏トンネル(梶ヶ谷工区)の本格掘進を27日に始めると発表した。施工は、前田建設工業・三井住友建設・大日本土木・アイサワ工業JVが担当している。
1号機は既に2023年3月から24年2月にかけて工事の安全対策や周辺環境への影響の実施確認を目的とした調査掘進を進めてきた。今回、工事の安全性を確認できたため、本格掘進を始める。
梶ヶ谷工区は、川崎市中原区等々力~麻生区東百合丘の約11.8㎞のシールドトンネルで、梶ヶ谷非常口を起点に西側の東百合丘非常口までを掘進する1号機、東側の等々力非常口までを掘進する2号機で掘削する。
1号機は既に2023年3月から24年2月にかけて工事の安全対策や周辺環境への影響の実施確認を目的とした調査掘進を進めてきた。今回、工事の安全性を確認できたため、本格掘進を始める。
2号機も同様の地質条件、同様の工法で、今後掘進する。
今後の掘進に当たっては、調査掘進と同様に適切に施工管理しながら進めるほか、トンネル掘進の進捗(しんちょく)に合わせた公道の巡回監視、地表面変位などの計測結果の公表、24時間対応の工事情報受付ダイヤル開設などを予定している。トンネル掘進の進捗に合わせ、順次、オープンハウス型の説明会なども開く。