【X-LAB】建築と先端技術、都市の関わり探るサマー・プログラム 世界15大学から17人参加 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【X-LAB】建築と先端技術、都市の関わり探るサマー・プログラム 世界15大学から17人参加

 世界各国の15大学から17人の学生が集い、これからの社会における建築の役割を考える、X-LABサマー・プログラムのスタジオ最終講評会が12日、東京都文京区の東京大学工学部1号館で開かれ=写真、2週間にわたる活動の成果を披露。建築のみならず先端技術やビジネス、科学など多岐にわたる領域から招かれた国内外のゲスト講評者らと、建築とテクノロジーの関わりを多角的な視点から探った。
 同プログラムは、三井不動産の協賛のもと、隈研吾氏と出口敦氏(ともに東大教授)、阿部仁史氏(UCLA教授、X-LABatUCLA代表)がディレクターとなって立ち上げた学際的かつ国際的な集中講座。柏の葉キャンパス(千葉県柏市)のKOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)で7月30日からスタートした。
 コロンビア大GSAPP C-LAB創設者で、UCLAアジャンクト・プロフェッサーのジェフリー・イナバ氏と東大建築学専攻助教の平野利樹氏が指導したスタジオIには8人の学生が参加。2チームに分かれて、東京・日本橋を舞台に先端的なテクノロジーが建築や都市の戦略にどう変化をもたらすのかを提案した。
 アアルト大デジタル・デザイン・ラボ創設者でデジタル・ファブリケーションを推進するキヴィ・ソタマー氏と慶応大SFC政策・メディア研究科特任助教のカズ米田氏が指導したスタジオIIは、9人の学生が3チームを編成。AI(人工知能)を活用することで広がる都市デザインの可能性を、柏の葉キャンパスをモデルに提示した。
 このプログラムは2019年まで3カ年連続で開かれる。

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