【けんせつ小町】施工の工夫や技術紹介 新橋駅改良で日建連が見学会 | 建設通信新聞Digital

5月3日 土曜日

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【けんせつ小町】施工の工夫や技術紹介 新橋駅改良で日建連が見学会


 日本建設業連合会は24日、鉄建建設が施工する「新橋駅改良工事(I期)・(II期)」の現場でけんせつ小町活躍現場見学会を開いた。11組の親子22人が参加し、同社の女性技術者が工事の工夫や技術を紹介した=写真。見学会の冒頭あいさつに立った長橋潤鉄建建設東京鉄道支店新橋駅土木作業所長は「東京オリンピックまでに新橋駅がどう変わっていくか、現場で女性はどのように活躍しているか見てほしい」と述べた。
 参加者は明治時代に造られたレンガアーチ高架橋をSRC化する現場を見学した。現場所長や女性技術者は「関東大震災や東日本大震災でもびくともしなかった立派な橋。耐震性能をさらに強化し、コンコースでより安全で快適に歩けるよう工事をしている」と説明した。
 この後参加者は、地上から約13m高さの作業構台で、“大上家”を新設する現場を見学した。当日の東京の気温は34度。線路上で直射日光が強かったが、参加児童は線路の上から見る電車の様子を楽しんだ。
 見学会後の質疑応答では参加者から「体力はどのくらい使いますか」「作業中に物が落ちてきたらどうしますか」などの質問が挙がった。
 閉会のあいさつでは飯塚誠鉄建建設東京鉄道支店新橋駅建築作業所長が「日中の電車を止めないなど条件がある工事のため、アイデアを出し合い進めている。建設業は奥の深い分野なので、興味を持ってほしい」と語った。
 工事は2010年7月24日に始まり、21年1月の完成を予定している。可動式ホーム柵の設置などの改良を目的に、JR東日本の発注で工事が進んでいる。