静岡県御殿場市は、(仮称)富士山木のおもちゃ美術館整備の基本設計をまとめた。規模はS造2階建て延べ1348㎡。公園施設「富士山樹空の森」(印野1380-15)の第2駐車場に隣接する敷地に建設する。総事業費は約15億円を見込む。引き続き実施設計を進め、2025年3月までに終える。25年度に工事に着手し、26年7月の開館を目指す。
基本設計によると、1階に配置する「富士のもりひろば」は、富士山の形状をイメージした吹き抜け空間とし、角材を削り出して制作する大型オブジェ遊具などを設置する。
外皮を高断熱化するとともに、高効率な省エネルギー設備を備え、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Readyの認証取得を目指す。駐車場は約20台分新設する。
市は、地域木材の積極的な活用を促進し、多世代の人々が木に触れて、木材の良さやぬくもりを感じる新たな観光拠点として、同施設の整備を計画した。年間約15万人の来場を目標にしている。
基本・実施設計は金丸建築設計事務所が担当している。