静岡県御殿場市は、「(仮称)富士山の恵み産業パーク基本構想(案)」をまとめた。国道138号沿いにある同市新橋の農用地約4haに沿道利便施設(道の駅的施設)を建設する。スポーツやアウトドア、飲食などの機能導入を検討している。案に対する意見を16日まで募り、5月末までに成案化する。2026年度末までに基本計画をまとめる予定だ。30年度の完成を目指す。
建設予定地は、東名高速道路御殿場ICや御殿場プレミアム・アウトレットに近く、周囲の道の駅からは一定の距離があることなどを理由に選定した。
五つにゾーニングし、イベント会場や駐車場、レストランやカフェなどの飲食施設、観光客向けに農業体験ができる水田などを整備する。建物の延べ床面積は約2500-3000㎡、駐車場の面積は約1.3haを見込む。
基本計画の策定直後に基本設計に着手する。策定期間中に運営管理候補者の選定手続きを進める必要があるため、企業・団体へのサウンディング(対話)調査も実施し、ニーズを確認する方針だ。
基本構想の策定業務は、三菱地所設計が担当した。
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