【新県立中央図書館】資材や人件費高騰で106億増額/静岡県 | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

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【新県立中央図書館】資材や人件費高騰で106億増額/静岡県

外観イメージ


 静岡県は、2024年度9月補正予算案に新県立中央図書館整備の本体工事費として、限度額を267億9800万円とする債務負担行為を設定した。期間は27年度まで。予算案の可決後、速やかに施工者の選定手続きに着手する。25年3月末までに契約したい考え。27年度末の完成、28年夏の開館を目指す。

 総事業費は、当初より106億円増額した298億円を見込む。前回算出時点から約4年が経過し、資材価格や人件費などの高騰が影響した。

 老朽化が進む県立中央図書館(静岡市駿河区谷田53-1)をJR東静岡駅南口の県有地に移転新築する。基本設計によると、規模はS一部CFT造9階建て延べ1万9800㎡。蔵書可能数は約200万冊。約1000席の閲覧室も設ける。駐車場は約550台分確保する。建設地は駿河区東静岡2の敷地2.43ha。

 基本・実施設計業務はシーラカンスアンドアソシエイツ(C+A)・アイダアトリエ・日建設計JVが担当し、10月に完了する予定だ。


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