NWECの新中核的組織/施設整備にCM導入/近く公告、4-6月に決定 | 建設通信新聞Digital

5月17日 土曜日

関東・甲信越

NWECの新中核的組織/施設整備にCM導入/近く公告、4-6月に決定

 国立女性教育会館(NWEC)は、2024年7月に内閣府と文部科学省、NWECが整備する方針を示した、埼玉県嵐山町での施設の建設工事に、コンストラクション・マネジメント(CM)を導入する。近く業務委託の簡易公募型プロポーザル方式を公告する。
 NWECを巡っては、内閣府の「独立行政法人国立女性教育会館及び男女共同参画センターの機能強化に関するワーキング・グループ報告書」で、今後果たしていくべき機能・役割が示された。これを踏まえ、内閣府、文科省、NWECが24年7月に、男女共同参画基本計画の施策全般にわたって普及啓発、人材育成、調査研究する「ナショナルセンター」としての機能を強化し、全国の男女共同参画センターとネットワークを構築して各センターをバックアップする機能を強化する新たな中核的組織に改編する方針を示した。
 この中で、新たな中核的組織の事務所は、現在NWECが拠点を置く埼玉県嵐山町に残しつつ、新法人に必要な機能を本館に集約し、老朽化した宿泊棟、研修棟、体育施設は30年度までに撤去することになった。新法人設立後、速やかに関連工事の着手を目指す。撤去する施設の土地は、現状回復して埼玉県に返還する。
 施設整備では、CM方式を導入する。CM業務委託を近く公告し、25年度第1四半期に委託者を決める。業務内容は、本館の改修と一部解体撤去などに向けた基本計画・基本設計者選定段階、基本設計段階のCM業務となる。履行期間は約11カ月を想定している。現在の本館・実技研修棟は延べ8509㎡、宿泊棟が延べ9025㎡、研修棟が延べ7470㎡、体育館が1206㎡となっている。25年からPFI方式で施設管理している。