JIA新人賞/玉田+脇本氏と森田氏の2組に | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

団体

JIA新人賞/玉田+脇本氏と森田氏の2組に

ROOF HOUSE
玉田氏(左)と脇本氏 ((c)小林久井)
静原村の家
森田氏
 日本建築家協会(JIA、佐藤尚巳会長)は、2024年度(第36回)JIA新人賞の受賞者を「ROOF HOUSE(ルーフハウス)」の玉田誠氏+脇本夏子氏(玉田脇本建築設計事務所)、「静原村の家」の森田一弥氏(森田一弥建築設計事務所)の2組に決めた。
 応募総数90点の中から第1次審査会で11点、第2次審査会で4点に絞り込み、現地審査と最終審議を経て、2組を選定した。
 ルーフハウスは、町工場やのどかな田畑の風景が混在する地域にあり、豊かな緑と周辺環境、地域の活動が取り込めるような半屋外の“ニワ”と一体となった住まいを考えた。
 静原村の家は、京都市北部の山間の集落・静原の古民家4棟のリノベーションで、設計者自ら1棟の古民家を購入して一家で集落に移り住むことからプロジェクトをスタートした。隣接する空き家も譲り受け、断続的に改修しながら、自邸、設計事務所、旅行者の滞在拠点という多機能的な古民家群をつくり上げた。
 審査委員は室伏次郎氏、山本理顕氏、鍋島千恵氏が務めた。