実践女子学園の中期計画/渋谷に中高の新棟/本体着工は26年度目指す | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

関東・甲信越

実践女子学園の中期計画/渋谷に中高の新棟/本体着工は26年度目指す

 実践女子学園は、2025-34年度の中期計画をまとめた。東京都渋谷区の中学校高等学校に新棟を建設する。施工者とCM(コンストラクション・マネジメント)業者の決定に向けた手続き中で、2026年度の着工、28年度のオープンを目指す。 同学園は、六本木通り南側(東京都渋谷区東1-1-11)に位置する敷地2万5000㎡に、創立120周年記念館(大学・短期大学部棟、設計施工=大成建設)などと合わせて、中学校高等学校の校舎、体育館などが立地している。
 中期計画では、学園の中高大が最大限利活用できるキャンパスを目指し、築年数の古い下田陞勲記念館、1館、3館の3棟を建て替え、利活用できる用地を確保する方針を盛り込んだ。学生・生徒の教育環境を整え、学外に対してオープンな場で、中高大の活発な交流によって相乗効果を創出できるキャンパスを目指す。
 25年度は基盤の盛り替え、アスベスト撤去、先行改修、設計を進め、26年度に下田陞勲記念館の解体を進めた上で、新棟に着工する。28年度に新棟をオープンし、3館と1館を解体してグラウンドを整備する。
 このほか、実践女子大学・大学院の日野キャンパス(東京都日野市大坂上4-1-1)では、老朽化した建物の大規模修繕を進めつつ、学園用地の利活用方針を踏まえ、必要な設備投資量や最適な利活用の方法を関連企業、自治体の助言を得ながら検討する。