7月1日に提案競技/水島地区公共施設再編DB/倉敷市の募集要項 | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

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7月1日に提案競技/水島地区公共施設再編DB/倉敷市の募集要項

 岡山県倉敷市は、設計施工一括(DB)方式を採用する「水島地区公共施設再編整備事業」の実施方針、要求水準書(案)を公表した。16日に実施方針などに関する合同説明会を開き、質問・意見、個別対話、質問等回答を経て、7月1日に公募型プロポーザル募集要項を公表する。2026年2月の優先交渉権者特定を予定している。 事業者募集のスケジュールは、8月8日まで参加資格確認申請を受け付け、22日に参加資格確認結果を通知する。8月27、28日に競争的対話を実施し、12月19日の期限で提案書の提出を求める。26年1月にプレゼンテーションとヒアリングを開く予定だ。
 応募者の構成は、設計、工事監理、建設の各企業で構成するグループ。参加資格は、設計と工事監理が建設コンサルタント(建築設計)の有資格者で1級建築士事務所の登録、延べ2000㎡以上の新築または改築の基本設計と実施設計、工事監理の実績、建設が2社以上のJVで、代表者が建築一式工事1200点以上、設計と同条件の施工実績、構成員が同750点以上など。
 同事業は、水島地区の老朽化公共施設の再編整備。整備対象は、水島公民館と水島児童館、水島図書館を複合化した施設(水島市民交流センター)の新設、水島市民交流センターと水島支所の外構施設等整備、現水島公民館と現水島児童館の解体、水島中学校のグラウンド改修など。新設する水島市民交流センターの規模は延べ4100㎡を上限とする。
 建設地は、水島市民交流センター用地約6000㎡(同市北幸町111-2ほか)、水島支所用地約6900㎡(同市水島北幸町103ほか)、水島中の一部と市道水島北幸町1号線約1600㎡(同市北幸町103-2ほか)。
 業務範囲は、事前調査業務(測量調査、地質調査など)、設計(基本・実施設計)、解体撤去移設業務、建設工事、工事監理、その他事業実施に必要な業務(各種許認可手続き・申請、敷地内整備、近隣対応、引き渡し、事後調査、国庫補助金申請関係書類の作成支援など)。提案上限額は58億円(税込み)。
 事業スケジュールは、26年3月仮契約、6月事業契約締結、29年3月設計・建設完了、同年7月一部供用開始、20年1月解体と外構施設など整備完了、同年3月供用開始(全体)を予定している。