“サードプレイス”としてのスナックが注目を集めている。夜の社交場であるスナックが、近年は自宅(ファーストプレイス)でも会社(セカンドプレイス)でもない「第三の居場所(サードプレイス)」として評価されているからだ◆現代人が抱える孤独や希薄な人間関係を補う、他者と緩やかにつながれる包容力のあるコミュニティーがそこにある◆最近のまちづくりやマンション建設では、あえて「スナック的な場」を共有スペースに組み込む事例が見られる。重要なのは単に共用施設をつくることではなく、気が置けない常連などの傾聴者がそこに存在することだ◆ハードとしての建物をつくるだけではなく人の孤独を癒やすソフトをどう実装するか。スナックの知恵を移植した施設も、今後の温かいまちを形づくる要素となるだろう。
