【DC追風に全分野で成長/メンテナンス領域も強化】
2025年度は過去最高の売上高を記録し、26年度もインフラ投資やエネルギー需要が旺盛で、建設・資源・エネルギーの全分野で成長を見込む。修理保証など新サービスの強みを生かし成長を継続する。
--25年度の振り返りを
「過去最高の売上高を記録した。エンジン関連事業が極めて好調に推移したことが最大の要因、データセンター(DC)向けの電力需要拡大やエネルギー分野への投資増加が下支えとなった。営業利益も優れた結果を残した」
--26年度の展望は
「今後も堅調な成長を見込んでいる。世界的なインフラ投資やエネルギー需要は依然として高い水準にあり、顧客からの受注も非常に好調だ。主要セグメントである建設、資源、エネルギー、輸送の全分野で成長が可能だと予測している。特にDC需要の拡大は大きい。26年度の業績についても全体で5-7%の成長を見込んでいる」
--新たな取り組みについて
「車両故障が発生した際、速やかに復旧させるための契約プラン『CatCustomer Value Agreement(CVA)』の価値を強化した新サービス『サービスコミットメント付きCVA』をリリースした。2営業日以内の修理と、翌営業日以内の部品配送を約束する。万が一、達成できなかった場合は保証を提供する。顧客にとって機械の稼働が停止するダウンタイムは最大の機会損失となる。今後は新車販売だけでなく、メンテナンスサービス領域も一層強化していく」
--DX(デジタルトランスフォーメーション)の展望を
「今年からAI(人工知能)アシスタントのサービスを始めた。このサービスはAIが音声、テキスト、画像、動画を理解して操作や保守を支える。AIを単なる先進技術ではなく、現場で働く人の意思決定に役立つ支援ツールにしていきたい」
--人材育成の特色は
「日本で採用した営業部門配属予定の新入社員が1年半から2年程度、シンガポールを拠点にさまざまな国で研修や実務経験を積むMTC(マーケティング・トレーニング・カリキュラム)を受ける仕組みは当社の大きな特色だ。ジョブポスティング制度により、希望するポストや働きたい国を主体的に選択できる環境も整備しており、こうした柔軟なキャリア形成の機会を提供できる点は、グローバル企業である当社ならではの強みと考えている」
【横顔】
(ひるま・しげる)好きな曲は長渕剛氏の『とんぼ』。地元、相模原市の野山で追いかけたトンボを思い出すからだ。体調はピラティスで整える。
