最優秀にUID/県営向ケ丘住宅15、16号館建替その他設計/広島県 | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

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最優秀にUID/県営向ケ丘住宅15、16号館建替その他設計/広島県

 広島県は、公募型プロポーザルの手続きを進めていた「県営向ケ丘住宅15、16号館建替その他工事に伴う基本設計および実施設計委託」の審査結果を公表した。1次審査通過4者から、UIDを最優秀者に特定した。高層、低層を組み合わせた2棟を建てる提案となっており、集会所の具体的な活用方法を想定し、周囲にさまざまな用途の広場を設けるための空間を確保した上で、それに配慮した住棟の配置などが評価された。
 1次審査では、特定者のほか、感性舎(次点者)、宮森洋一郎建築設計室・遠藤建築スタジオJV、中電技術コンサルタント・土井一秀建築設計事務所JVの4者が選定され、3月に開かれた公開プレゼンテーション・ヒアリングに臨んだ。
 特定者は、「丘の上のポルティコ-ヒトが巡り、出会うミチ向ケ丘団地」を提案。住棟と集会所の配置によって公園のようなオープンスペースを実現し、団地内外の「出会いのたまり空間」を創出するとともに、2階建ての低層部から光と風を導き、建物に囲まれた敷地中心部に明るく、風通しの良い空間をつくりだすことを目指す。
 業務内容は、住棟延べ2200㎡程度(38戸)、集会所木造平屋建て100㎡程度、既存施設解体(15・16号館、集会所)に伴う基本・実施設計。履行期間は2025年6月30日まで。
 建設地は福山市水呑向丘101の敷地3378㎡。