千葉県市原市は10月1日、DB(設計施工一括)方式を採用する新庁舎整備事業の公募型プロポーザルを公告した。提案上限価格は149億5578万2600円(税込み)。現地視察は4日まで、質問は18日まで、参加表明書は11月7日まで、技術提案書は2025年2月17日から25日まで受け付ける。プレゼンテーション審査を経て、同年3月下旬に結果を通知し、4月中旬に公表する。
参加形態は単体企業やJV、協力企業を含めたグループ。単体とJV代表構成員は建築一式1600点以上、09年度以降に延べ6000㎡以上の庁舎新築か増築と、免震構造建物の新築を施工した実績を求める。
概要は、RC+S造(ハイブリッド構造)で基礎免震6階建て塔屋1層延べ1万3474㎡の新庁舎や屋外デッキ(上総テラス)、大型公用車車庫の新築、既存第1庁舎の改修、既存第2庁舎の解体、造成、外構などの設計と施工。29年2月の新庁舎完成を目指す。その後、既存庁舎解体と外構整備に着手し、31年11月28日の全体完成を予定している。
隣接する国分寺中央公園、第1庁舎と新庁舎をつなぐ結節点に協働・交流の拠点「いこいの広場」を設け、第1庁舎や消防庁舎とは2階レベルの連絡通路で接続する。新庁舎は、既存庁舎敷地(国分寺台中央1-1-1)のうち第1庁舎や消防庁舎の東側にある現B駐車場に設ける。第1庁舎と合わせてL字型配置とすることで、両庁舎の採光や眺望を確保する。
CASBEE(建築環境総合性能評価システム)認証のAランクとZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Readyの認証取得を目指す。
発注者支援業務は明豊ファシリティワークスに委託中。基本設計は山下設計、基本設計事業管理支援業務は明豊ファシリティワークスが担当した。