【新劇場第1、2ホール】580億で35年度開業/名古屋市 | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

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【新劇場第1、2ホール】580億で35年度開業/名古屋市

まちに開かれた劇場のイメージ


 名古屋市観光文化交流局は、市民会館を建て替え、新たに整備する劇場の基本計画案をまとめた。近く意見を募集し、2024年度内に成案化する。

 設置する3ホールのうち、古沢公園・市民会館エリアに整備する第1、第2ホールの事業手法はBTO(建設・譲渡・運営)方式を基本として検討する。25年度から公募資料などの作成に着手し、26年度に実施方針や要求水準書案を公表し、事業の選定手続きに着手する。設計・建設期間は28年度から約7年間。35年度の開業を目指す。概算事業費は約580億円と想定している。

 第1ホールは、クラシックや軽音楽などの興行の公演に対応できるホールを目指す。観客席は約2200席を設置する計画だ。第2ホールは、伝統芸能などが公演可能な設備を設けるほか、市民の文化芸術活動を発表する場として運営する。観客席は約1500席を見込む。ともに舞台の形式はプロセニアム形式としている。

 第3ホールはアスナル金山エリアに整備する。事業手法や管理運営計画などは、同エリアを含む金山駅周辺まちづくり計画などを踏まえながら検討する。

 舞台形式はアダプタブル形式を採用する。観客席は900席。ステージと客席を一体的に演出可能な空間を整備する。

 現施設の規模は、SRC一部RC造地下2階地上6階建て塔屋1層延べ2万8245㎡。大ホール(2291席)や中ホール(1146席)を備える。所在地は中区金山1-5-1。


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