堺市は、中百舌鳥駅前北側広場再整備事業で、基本計画案を公表した。新たなにぎわい創出に向け、民間活力導入による拠点施設整備を目指す。今後年内にも基本計画を確定させて、2024年度内に拠点施設整備の事業者募集に着手する方針だ。
計画の対象は、同市北区中百舌鳥町2にある南海・大阪メトロ中百舌鳥駅前の「北側広場」約7100㎡。同案によると、「ひとが集い、つながる駅前空間」をコンセプトに、交通結節点機能の最適化や利用環境改善、商業・業務・交流機能を備えた拠点施設の整備を図る。
敷地の西側にロータリーを、東側にある現在の「中百舌鳥駅前広場」には民間活力を導入して拠点施設を配置する。駅前広場には、拠点施設のほか、駐輪場、公衆トイレ、喫煙スペースなども設け、駅間の乗り継ぎを良くするための動線改良なども併せて実施する。開発により、同広場の1日当たり利用者数は、現在の5万9600人から約2万人増の7万9790人まで拡大するとしている。
基本計画策定業務はパシフィックコンサルタンツ、事業者募集要項作成・公募選定支援業務を野村証券が担当している。