【道の駅鳥海】丸太柱の骨太なデザイン/山形県遊佐町 | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

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【道の駅鳥海】丸太柱の骨太なデザイン/山形県遊佐町

外観イメージ


 山形県遊佐町は、羽田設計事務所に委託していた「遊佐パーキングエリアタウン(道の駅鳥海移転整備)事業建築基本設計」の概要を公表した。木造2階建ての新駅舎本体は、丸太柱で構成し、骨太で力強い太古の建築を想起させる茅葺(かやぶ)き風の切妻屋根とする。

総延べ床面積は3156㎡を想定。概算総事業費は33億1800万円と試算している。同事務所で引き続き実施設計を進め、2025年10月の着工、27年3月の完成を目指す。

 国が整備を進める日本海沿岸東北自動車道と遊佐象潟道路の供用に合わせ、結節点となる北目字田屋敷57-2ほかの敷地約3.5haに、既存の道の駅「鳥海」移転を核とするパーキングエリアタウン構想を進めている。

 道の駅は、鳥海山・飛島ジオパークのビジターセンター機能を中心に、産直・物販・地産地消レストランで構成する。外観は鳥海山を背景とする建物にふさわしいたたずまいを目指す。外壁は土壁風の仕上げのほか、一部に木板張りを採用し、周囲の環境に溶け込む素朴で親しみやすいデザインとする。

 事業費の内訳は、建築工事が21億2700万円、駐車場・外構工事は7億7000万円、盛土造成工事は2億0900万円、土木設計は6700万円、建築設計は1億4500万円を見込む。今後、実施設計に移行する中で事業コスト削減を検討する。

 事業スキームは、DO(基本設計・運営候補者)方式で、庄交コーポレーションを代表とするジオ鳥海パートナーズが指定管理者となる。


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