東京都関連の公営競技施設会社である東京都競馬は、大井競馬場(品川区)の場外にトレーニングセンターを新設し、併せて現在の厩舎機能・設備を移転することで、特別区競馬組合と合意した。候補地や施設の詳細は、関係者や専門家の意見を踏まえながら検討する。
大井競馬場は、敷地面積38万2522㎡で、収容人数約6万3000人の施設で構成している。
2024年2月に公表した「長期経営ビジョン2035」では、大井競馬場について、都市型エンターテインメント競馬場の実現に向け、地方公共団体と連携した「都市計画公園」の高度利用を推進し、競馬場内の再整備や機能向上を進める方針を示していた。
今回、大井競馬場内の競走馬の受入施設新設と既存建物・設備の再整備はビジョンで示した内容で進めつつ、トレーニングセンターを場外移転する方針を発表した。強い馬づくりのための充実したトレーニング施設を整備するためには、敷地面積の観点から、坂路などの調教施設の新設が制限されるなどして、場外に新設することにした。同センターの移転に併せて厩舎機能・設備も移転する。
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