【東京・品川区、広町の地区計画変更】12月の都計決定目指す | 建設通信新聞Digital

5月28日 水曜日

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【東京・品川区、広町の地区計画変更】12月の都計決定目指す

広場イメージ

 東京都品川区は、広町地区地区計画を変更し、計画中の新庁舎や歩行者通路、広場などの整備を進める。7月に都市計画原案、9月に案を公告し、10月に品川区都市計画審議会、11月に東京都都市計画審議会に諮問、12月の都市計画決定・告示を目指す。

 新庁舎建設予定地であるB-1地区(約1.1ha)の容積率の最高限度を600%、高さの最高限度を65m、敷地面積の最低限度を5000㎡に定める。

 広町地区のA-1、A-2地区でJR東日本が進めている「大井町駅周辺広町地区開発(仮称)」で整備する歩行者デッキは、B-1地区まで伸びる予定だ。地区計画変更案には、歩行者デッキにつながる形でB-1地区内に整備予定の広場3号などを盛り込む。

 歩行者デッキは、幅6-17m、長さ350mで、大井町駅からしながわ中央公園方面へとつながる、安全で快適な歩行者空間となる。地域の高低差や鉄道軌道による分断を解消するほか、連続的なバリアフリー環境を確保する。

 広場3号は、延べ約1500㎡で、来庁者や区民の活動を支える拠点、災害時の防災サポート空間と位置付け、立体的でみどり豊かな広場とする。このほか、高低差のある区画道路1号から広場3号をつなぐ幅4mの歩行者通路7、8号も整備する。

 新庁舎の規模は、S造(地下部はSRC、RC造)地下2階地上14階建て延べ約6万1000㎡。免震構造を採用する。高さは約62.2m。建設地は広町2丁目一部の敷地8341㎡。基本設計は日建設計、管理支援業務は三菱地所設計が担当。2024年度から実施設計に着手し、25年度の着工、29年1月の移転を目指す。

 「大井町駅周辺広町地区開発(仮称)」の工事は竹中工務店が担当している。総延べ約26万㎡の2棟のビルを建設する。25年度末の開業を目指す。

 

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