【世田谷に698億の債務負担】26年度から解体着手/東京二十三区清掃一部事務組合 | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

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【世田谷に698億の債務負担】26年度から解体着手/東京二十三区清掃一部事務組合

建替計画が進む世田谷清掃工場

 東京二十三区清掃一部事務組合は、2025年度予算で、世田谷清掃工場建設事業として、限度額698億8880万8000円の債務負担行為を設定した。期間は26-33年度とした。

 世田谷清掃工場の建替計画では、24年9月に環境影響評価書をまとめた。構造は、建替後の工場棟がS一部RC、SRC造、煙突がRC造(内筒・ステンレス製)としている。建築面積は工場棟が1万1375㎡。焼却炉の設備能力は1日当たり600t(300t×2炉)で、処理方式は全連続燃焼式火格子焼却炉、排ガス処理設備がろ過式集じん機、触媒反応塔など、発電設備は蒸気タービンを予定している。環境影響評価書の作成は、国際航業が受託した。

 工事スケジュールは、26年度から準備工事と解体・土工事に着手し、29年度から解体・土工事を完了して躯体・プラント工事に着手する。完成時期は、工事の週休2日を適切に実施するため、当初の32年度から33年度に変更した。

 25年度予算では、事業経費として403万7000円を計上した。

 

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