福岡国際空港は5日、「福岡空港国内線複合施設及び既存ターミナルビル増改築工事」の施工者を大成建設に決めた。国内線ターミナルビルと一体となった商業、ホテル、バスターミナル機能を複合した施設を建設する。総事業費は約450億円を見込む。4月に着工し、2027年春の完成、同年夏のグランドオープンを予定している。
施設規模はS造地下1階地上11階建て延べ約4万㎡。1-4階の商業施設は、スーパーマーケットや日本各地の工芸品、キャラクター雑貨、体験コンテンツ、約8000㎡の空間に40店超の飲食・物販店舗が入る。5-11階のホテルは西鉄ホテルズが出店する。「SOLARIA」ブランドを展開し、客室は7タイプ全165室で計画している。また、複合施設1階には、路線バスや高速バスの乗車拠点となるバスターミナルを整備する。
設計・監理は梓設計・隈研吾建築都市設計事務所・西日本技術開発JVが担当。建設地は福岡市博多区大字下臼井778-1ほか。
【公式ブログ】ほかの記事はこちらから
建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら