【担い手協新潟】君、うまいな! 体験学習で小6生が巧みにバックホウを遠隔操縦 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【担い手協新潟】君、うまいな! 体験学習で小6生が巧みにバックホウを遠隔操縦

 行政機関と建設産業団体、教育機関で構成する北陸建設界の担い手確保・育成推進協議会新潟県部会(担い手協新潟)は26日、地元小学生に社会インフラが果たす役割や業界の使命などを分かりやすく伝えるため、新潟市内で職場体験学習を開催した。職場体験学習を通じ、建設界への興味喚起につなげるとともに、新たな施策展開の足掛かりとする。
 職場体験学習は、新潟市立鳥屋野小学校の6年3組5人が対象。同学習の目的である自主性と主体性向上の一環として、児童は徒歩で会場(北陸地方整備局北陸技術事務所)に向かった。
 冒頭、北陸整備局の担当者が国民生活、経済活動を支える社会インフラ、自然災害などの有事で行政機関や建設関連企業が従事する業務を紹介した。
 その後、児童は構内に設置したポンプ車、照明車などを見学。各災害対策車両の特徴などを熱心にメモしていた。また、分解組立式バックホウを実際に遠隔操縦し、巧みな操作で同局の職員を驚かせた=写真。
 質疑応答では、児童からやりがいを尋ねられ、同局の職員は「災害対応を始め、住民の方々からの『ありがとう』が何よりの励みになる」などと応じた。「仕事をする上で大切にしていることは」との問いには、「努力と積極的な挑戦を重ね、経験を積むことが重要だ」「一人では職務を全うできないので、人とのつながりを大切にしている」と答えた。
 最後に児童の代表が「今回の体験を今後の学習に生かしたい」と述べた。
 担い手協新潟では、同様の職場体験学習を他の小学校にも波及させたい考え。さらにこの取り組みをベースに、地域に根付く歴史的な道路や河川構造物などを総合学習や遠足の目的地として設定してもらうことを計画している。

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