LED照明のプロダクトコンペとして天井から吊るす「ペンダント」タイプの照明の提案を求めた。審査は建築家の西沢立衛氏(委員長)、妹島和世氏、大光電機の前芝辰二社長らが担当した。
最優秀の「あかるい町のくらやみの灯」は、シェードの外側を発光させることで、LEDの超指向性から生まれるシェード下の暗闇スポットを提示。形状記憶素材と微小LEDで構成し、手で操作することでスポットを変化させ、シーンに応じて自分だけの居場所をつくりだす。
西沢氏は「自由でのびのびした発想が楽しかった。全体的に優しい雰囲気の作品や、パブリックとパーソナルが矛盾していないような作品が多かった」と総評した。
佳作は次のとおり(カッコ内は所属、敬称略)。
▽自然を受け取る風の光=武井良祐(ii)▽中心/シェードなしのペンダント=合屋統太(合屋建築事務所)▽風呂四季ペンダント=竹内円香(金城学院大)▽あかりの淀む場所=落合俊行(佐藤光彦建築設計事務所)。