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運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)は7月18日、建機の遠隔操作技術を競う公開イベント「関西万博e建機チャレンジ」を開いた=写真。大学生やプロゲーマー、eスポーツスクール「KONAMI eスポーツ学院」の生徒ら3チームが熱戦を繰り広げ、「KONAMI eスポーツ学院」チームが優勝した。
e建機チャレンジは、遠隔操作建機の社会実装推進、新たな職種や人材の創出などを目的としたイベント。4度目の開催となる今回は、大阪市此花区の夢洲で開催中の大阪・関西万博会場内に設けられたEXPOホール『シャインハット』をメイン会場とし、約450㎞離れた千葉市緑区平川町に設けた建機稼働会場とメイン会場を中継でつないだ。
大会には▽KONAMI eスポーツ学院▽学生連合▽プロゲーマーチーム(QT DIG∞)–の3チームが参加。油圧ショベルとキャリアダンプのオペレーター、監督役のコマンダーの3人1チームで操作し、スピード、効率、正確性を競った。ARAV(文京区)の遠隔操作システムを使用した。
TDBCの鈴木正秀事務局長は、イベント開催の意義について「建設業界の人材不足や災害対応の高度化への対応を図りつつ、一般の方が建設業界へ関心を持つ間口となってくれれば」と語った。
表彰式後、優勝したKONAMI eスポーツ学院チームの山本陸斗さん(1年生)は「緊張もあったが、優勝という結果で終えられて満足している」、原田絋希さん(2年生)は「優賞できたがミスもあった。チャンスがあれば、ぜひもう一度挑戦したい」と心境を語った。