北陸地方整備局新潟国道事務所と北陸技術事務所は5日、萬代橋が米寿（88歳）を迎えたのに合わせ、2日から実施している同橋の点検作業を報道機関に公開した。近接目視や打音検査などを通じ、橋梁内外の“健康状態”をチェックしている＝写真。
　法令上の定期点検・診断に当たるもので、今後の維持管理に必要な情報を収集する。初日は側道上の跨道桁をくまなく見て回った。2日目から河川（信濃川）に移動し、台船と高所作業車を使って、アーチ部と側面の現状を確認している。点検作業は6日に終了する。点検は開発技建、健全度評価は橋梁調査会が担当している。評価結果は新潟県道路メンテナンス会議で報告する。
　重要文化財の萬代橋は長さ307mのRC造6連アーチ橋。1929年に完成した。

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