
JR新山口駅前で建設が進められてきた「新山口駅北地区第1種市街地再開発事業」の竣工式が18日、同駅北口駅前広場で開かれた。再開発組合、工事関係者など約35人が出席し、事業の完成を祝い合った。
同事業は、山口県の陸の玄関にふさわしいにぎわい機能の充実を目的に計画された再開発。施行区域面積約0.4haを1、2街区に分け、1街区にRC造14階建て延べ5467㎡のホテル棟、RC造6階建て延べ586㎡の賃貸住宅棟、S造7階建て延べ1703㎡のオフィス棟、2街区にRC造13階建て延べ8643㎡の住宅棟(81戸)を建設した。総事業費は約63億円。
設計監理は東畑建築事務所、施工は1街区を鴻池組、2街区を長野工務店が担当した。
竣工式には、関係者のほか、来賓として中国地方整備局の細田佳男建政部住宅調整官、山口市の伊藤和貴市長が出席した。再開発組合の石田光一郎理事長は「今回の再開発は街のにぎわいと交流を生み出し、将来にわたり地域の魅力と価値を高めていくための大きな一歩。この街区が地域の皆さまに愛され、訪れる方々にとって快適で魅力的な場所となることを願っており、地域の皆さまと共に未来に向かう街づくりに取り組んでいきたい」とあいさつした。
来賓祝辞、組合からの事業経過報告の後、東畑建築事務所の河野和久執行役員九州オフィス代表、鴻池組の大本一城執行役員広島支店長、長野工務店の安原大揮社長に感謝状が贈られた。また、石田理事長や細田住宅調整官、伊藤市長ら出席者によるテープカットも行われた。
当日は竣工式に合わせ、山口市誕生20周年とエフエム山口開局40周年を記念したイベントを開催。スペシャルゲストとして招かれたシンガー・ソングライターの佐藤竹善さんをはじめ、さまざまなゲストによる音楽ステージ、公開生放送・録音、キッチンカー出店など、新たな未来に踏み出した「エキキタ」に多くの来場者が集まった。
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