【大建協の見学会】仕事内容や待遇に質問多数! 西野田工高生が最盛期の商業ビル建設現場で学ぶ | 建設通信新聞Digital

5月21日 火曜日

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【大建協の見学会】仕事内容や待遇に質問多数! 西野田工高生が最盛期の商業ビル建設現場で学ぶ

阪急電鉄西宮北口駅の今津方面ホーム東側に商業ビルを建設する

 大阪建設業協会は10日、兵庫県西宮市で奥村組が施工する(仮称)西宮北口B街区計画工事現場(設計・松田平田設計)で高校生を対象にした現場見学会を開いた。大阪府立西野田工科高校建築都市工学系建築システム2年生の31人が参加し、これから最盛期を迎える現場を体験した。
 奥村組の野末潔工事所長は「現場の雰囲気をよく感じて、今後に生かしてほしい」と話し、工事概要を説明。BIMモデルの映像を紹介した。
 その後、現在施工中の2期地下基礎工事、1期の地下、1階、2階、3階、5階(仮設屋上)を見学。地下では地下水のくみ上げ、2階では外壁と断熱材・仕上げ材、3階では仮設通路、5階ではクレーンの解体などについて解説し、現場監督の仕事内容も紹介した。
 見学後の質疑応答では生徒から、事故防止対策や仕事の効率化、現場監督の仕事内容、待遇面などの質問が相次いだ。
 同工事では、阪急電鉄西宮北口駅の今津方面ホーム東側において、商業ビルを建設している。発注者は阪急電鉄。
 規模はS一部RC造地下1階地上10階建て塔屋1層延べ1万1607㎡。1階から4階は飲食・物販・金融などの店舗、5階から10階までは教育を中心としたサービス施設のフロアとし、7-10階には関西学院大の入居が予定されている。3階には駅と阪急西宮ガーデンズをつなぐコンコースが配置される。
 2016年8月に着工し、18年10月の竣工を目指している。建設地は西宮市高松町537ほか。

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