【樺島理事長がギャラリートーク】建設産業図書館 記念展示「古川修の建設業の世界」 | 建設通信新聞Digital

1月23日 金曜日

公式ブログ

【樺島理事長がギャラリートーク】建設産業図書館 記念展示「古川修の建設業の世界」


 東京・築地の浜離宮建設プラザの建設産業図書館で3月27日まで開催している「生誕100年(没後25年)記念展示 古川修の建設業の世界-建設業研究と産業政策への貢献」で、展示を企画した樺島徹自転車駐車場整備センター理事長のギャラリートークが開かれた=写真。

 建設産業図書館は「古川修文庫」として、建設業研究に多大な功績を残した故古川修京大名誉教授の文献資料など約3500冊を開架公開している。今回の企画展は、国で最初の建設産業ビジョン(1985年度)や建設産業政策大綱(95年度)に刻まれた古川教授の貢献や研究成果を回顧している。

 2025年12月2日に開いたギャラリートークで樺島理事長は、戦後の建設業の請負制度研究の始まりとなった川島武宜東大法学部教授の「土木請負契約論」(50年)から歴史をひもとき、高度経済成長期を通じて存在感を高める建設業の本質を捉えた古川教授の名著『日本の建設業』(63年)を紹介。「岩波新書から出版されたことでも経済界での建設業の注目度が分かる。先生は『請負のなかの直営』『建設業は工事で育つ』といったキーフレーズを残し、著述家としても発信力があった。38歳の若さで名著を残したことに驚かされる」と解説した。

 建設業のあるべき競争の姿を求め、委員長として古川教授がまとめた建設産業政策大綱は、人材の確保・育成を柱に据えた。逝去(2000年)後に策定された担い手3法(14年)の一丁目一番地もまた労働者の確保だ。「先生が注力した『人材確保育成』が政策課題の中心に位置付けられ、現在の政策に足跡が刻まれている。若い建設行政担当者にもぜひ展示を見てほしい」と呼び掛けた。

 

【公式ブログ】ほかの記事はこちらから

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら