鹿島を代表企業とし、三井不動産、東京建物、東京ドームの4社で構成する「秩父宮ラグビー場株式会社」は12日、3日に着工した新秩父宮ラグビー場の着工セレモニーを東京都新宿区の現地で開いた。ラグビー場の名はそのまま継承しつつ、トップパートナーとして三井住友フィナンシャルグループを迎え、スタジアムの副名称を「SMBC Olive SQUARE」とする。2030年の開業を目指す。
セレモニーの冒頭、三井不動産の植田俊社長は「スポーツエンターテインメントの力で神宮外苑のまち全体に活気とにぎわいをもたらす。このまちづくりは、次の100年につなぐ大切なバトンになる。ラグビー場の建て替えは、その長いリレーの第一歩になる」と述べた。鹿島の押味至一代表取締役会長兼社長は「世界に誇れるラグビー場にするとともに、総合エンターテインメントのステージをつくり上げる。選手やアーティストの夢を実現する空間とすべく、総力を結集して取り組む」と意気込みを語った。
新秩父宮ラグビー場は、日本スポーツ振興センター(JSC)が22年にPFI事業者を募集し、鹿島を代表企業とするグループに決まった。事業者は施設を設計、建設後、JSCに施設の所有権を移転すると同時に、公共施設等運営権を取得して30年間、運営・維持管理する。
施設は、地下1階地上8階建て延べ7万2957㎡規模の屋内全天候型多目的ラグビー場で、約1万5000席を設け、イベント時の最大収容人数は2万5000人となる。設計は鹿島・松田平田設計JV、設計協力は内藤廣建築設計事務所とPOPULOUS、施工は鹿島が担当する。I期工事を完了して開業後、II期工事で南側の広場を整備する。
聖徳記念絵画館への眺望を軸とした地区の歴史性・場所性に配慮した施設配置とし、屋根の高さは46.25mに抑え、弓なりの大屋根デザインで圧迫感を低減する。スタジアムには大型ビジョン、スカイラウンジ、ラグジュアリーなVIPルームなどを設ける。スポーツ以外にも、コンサートや展示会などでの利用も想定している。












