静岡市は、JR清水駅東口の地域づくりエリアに位置付け、新サッカースタジアムの建設候補地としていたENEOS所有の清水製油所跡地(清水区袖師1970ほか)14.4haの土地利活用方針を示した。まちづくりの中核施設は、多目的スタジアムを最有力候補とした。市は東側敷地7.8haを41億5000万円で同社から購入する。市と同社は共同して組合施行による土地区画整理事業を行うため、早ければ今秋に準備組合を設立する予定だ。
多目的スタジアム新設案と既存のIAIスタジアム日本平(清水区村松3880-1)改修案を比較検討した結果、高い投資効果が期待できるため新設案を利活用方針に盛り込んだ。建設費用は300億円以上が想定されるため、PPPによる実施が必須となる。
そのために市は2026年度に実現可能性調査を実施する。事業手法や施設規模、設備などを検討し、同年度内に最終結論をまとめる。26年度予算案には調査費2000万円を新規計上した。
エリア全体の基本方針案には、スマートシティ、スーパーシティ、ガーデン・シティを組み合わせた造語「超スマートガーデンシティ」を設定した。次世代エアモビリティーのサービス拠点化とともに、自立分散型次世代エネルギー供給拠点と連携して地震や津波などの災害が発生しても安全・安心な空間構築を目指す。
脱炭素先行地域に選定された次世代型エネルギー供給プラットフォームと隣接していることを生かし、脱炭素社会の実現にも寄与する。
エリア内にはスタジアム以外に、商業・オフィス・ホテル機能や商業エンターテインメント、倉庫・物流先端生産施設、公園・広場などの配置を想定する。JR清水駅から同エリアはペデストリアンデッキでつなぐ。
今後、26年から既存タンクなどの撤去を始める。28年秋には撤去を終え、土地区画整理組合を設立する。29年に土地利用者との交渉を始め、30年代初めの土地区画整理事業完了を目指す。
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