【展覧会】安井武雄の代表作をスケッチや映像でたどる 12/1から@中之島図書館 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【展覧会】安井武雄の代表作をスケッチや映像でたどる 12/1から@中之島図書館

 安井建築設計事務所の創業者・安井武雄(1884―1955)にスポットを当てた展覧会が12月、府立中之島図書館(大阪市)で開催される。同事務所によると、テーマを安井武雄に絞った建築展は初めてという。
 安井武雄は東京帝国大学工科大学建築学科を卒業後、南満州鉄道や片岡安建築事務所を経て1924年に安井武雄建築事務所(現安井建築設計事務所)を開設。大阪を拠点に大阪倶楽部(24年)、高麗橋野村ビル(27年)、大阪ガスビル(33年)といった建築を手がけた。
 展覧会では代表作とも言えるこれら3つの建物を中心に図面、スケッチ、写真、映像などで安井武雄の軌跡を紹介。またこれら作品の背景にある戦前の「大大阪」の活力や近代大阪の「精華」について、その一端に迫る。
 展覧会に先立ち27、28日に安井建築設計事務所大阪本社で開かれる「安井オープンハウス」でも、「建築家安井武雄・船場を彩った作品たち」と題し、安井武雄関連の資料を展示する。
 「建築家・安井武雄の創造力―近代大阪の精華―」は12月1日から26日まで開催。主催は安井建築設計事務所とアスウェル(中之島図書館指定管理者)で会場は同図書館本館3階展示室、入場無料。
 問い合わせは同図書館・電話06―6203―0474。

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