【安井武雄展】パーソナリティーに迫る貴重な展示品で軌跡を紹介 12/26まで@中之島図書館 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【安井武雄展】パーソナリティーに迫る貴重な展示品で軌跡を紹介 12/26まで@中之島図書館

 安井建築設計事務所の創業者・安井武雄にスポットを当てた展覧会が、1日から府立中之島図書館(大阪市)で始まった=写真。主催の安井建築設計事務所によると、安井武雄にテーマを絞った建築展は初めての試みという。
 11月30日に関係者向けの内覧会が開かれ、同事務所の佐野吉彦社長と石田潤一郎京都工繊大教授によるトークイベントも行われた。
 同展の監修に当たった石田教授は、日刊建設通信新聞社の取材に対し「プライベートのスナップ写真なども含まれ、安井武雄のパーソナリティーにも迫った大変貴重な展示内容になっている」と話した。

佐野社長と石田教授(右)によるトークイベント

 安井武雄(1884―1955)は東京帝国大学工科大学建築学科を卒業、南満州鉄道や片岡安建築事務所を経て1924年に安井武雄建築事務所(現安井建築設計事務所)を開設した。展覧会では大阪倶楽部(24年)、高麗橋野村ビル(27年)、大阪ガスビル(33年)といった代表作を中心に図面、スケッチ、写真、映像などで安井武雄の軌跡を紹介している。
 「建築家・安井武雄の創造力―近代大阪の精華―」は26日まで開催。入場無料。問い合わせは同図書館・電話06―6203―0474。

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