【現場最前線】高速道路をまたぐ橋梁を一夜で架設! 富士吉田西桂スマートIC新設工事 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【現場最前線】高速道路をまたぐ橋梁を一夜で架設! 富士吉田西桂スマートIC新設工事

550t吊りクレーンによる一括架設中

 NEXCO中日本八王子支社は、山梨県富士吉田市で建設中の中央自動道・富士吉田西桂スマートIC新設工事に伴う夜間の上部工一括架設工事の現場を報道機関に公開した。中央道富士吉田線の都留IC~富士吉田IC間を夜間通行止めにして、高速道路上に2本の橋梁を架設する計画。このうち、24日夜から25日未明にかけて、1橋を一括架設した。今後、31日夜から11月1日未明に残る1橋を架設する。JFEエンジニアリングが施工している。
 先行して架設したのは、都留IC側の「C1ランプ本線横断部」。全長125mのうち、高速道路をまたぐ部分で、長さ22.5m、重量55tの橋梁を2本、550t吊りオールテレーンクレーンを使って架設した。
 高速道路をまたぐ橋梁の架設工事は「利用者への影響を考慮して、曜日的にも交通量の少ない日の夜間に行うことを決めた」(八王子支社)。このため、都留IC~富士吉田IC間約16.3㎞を、24日の午後8時から25日の午前6時まで通行止めにして実施した。「工事中に渋滞の発生は、なかった」(同)。

架設後

 今後は、同規模で河口湖IC側に計画している「D1ランプ本線横断部」について、31日の午後8時から11月1日の午前6時まで同区間を通行止めにして一括架設する予定だ。
 中央道富士吉田線の都留IC~河口湖IC間に新設する富士吉田西桂スマートICは、本線直結型で、利用形態は一旦停止型フルインター(上下線とも出入可)。24時間運用で、ETC車載器を搭載した全車に対応する。中央道の利便性向上、渋滞緩和を始め、地域経済の活性化、観光振興や大規模災害にも対応するものとして、地元からも期待されている。

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