奈良県は、「奈良県立美術館整備基本計画策定業務委託」の公募型プロポーザルを公告した。参加申請は27日まで地域創造部文化振興課で受け付け、5月下旬に特定する。
参加資格は、過去5年間で美術館整備の基本構想や基本計画、方針を策定した実績があることなど。
業務では、美術館の現状把握、建設地の検討、運営体制の検討、整備スケジュールの策定、概算費用の算出などを担う。委託上限価格は4497万円(税込み)。委託期間は2027年3月31日まで。
同美術館(奈良市登大路10)の規模は、SRC造地下1階地上2階建て延べ約5400㎡。1973年3月に開館し、老朽化が課題となっている。
基本構想によると、再整備手法は、現地建て替え、または奈良公園にある「奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~」への機能移転の2案を検討している。現地建て替えの場合は現状よりも施設規模を縮小し、機能移転の場合は大規模改修をそれぞれ想定している。奈良市春日野町にある同フォーラムは1987年に竣工。規模はSRC造地下1階地上2階建て延べ9000㎡で、能楽ホールなどを備える。
今後は、26、27年度中にPFIの導入可能性調査を実施する。結果を踏まえ、PFIを導入する場合は、27年度中に事業者選定の手続きに入り、29年度から設計・施工を実施する予定だ。いずれの場合も35年度中の再開館を目指す。
基本構想策定は丹青研究所(東京都港区)が担当した。

