広島県は28日、広島市の県立美術館で「ひろしま建築学生チャレンジコンペ2017」の公開プレゼンテーション、最終審査会を開き、最優秀作品に滋賀県立大学グループ(安井大輝さん、中村睦美さん、土器屋葉子さん)の「イワトキとヤネトキ」を選定した。今後は自身の作品を実現させるため、実施設計や工事監理に関わり、実践現場を体感する。
毎年恒例のイベントとなったチャレンジコンペは、今回初めて県外の学生にも門戸を開き、応募登録は127件(県内51、県外76)にも及んだ。このうち、作品提出者は県内36作品、県外41作品の計77作品で、1次審査で5作品に絞り込まれていた。
審査委員には、委員長の西沢立衛氏(横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授)と、今川忠男(今川建築設計)、石川誠(石川誠建築設計事務所)の両氏を招いた。7月のコンペ開催発表時には、キックオフイベントを開催し、西沢委員長の講演や審査委員を囲んでの交流会などを企画し、多くの学生が参加するなど注目を集めた。
審査会では、各学生が熱のこもったプレゼンテーションを実施し、審査委員も自身が評価した作品に対する熱い議論が交わされた。
審査の結果、最優秀のほか、優秀賞に広島工業大学(玉井佑典さん)の「Through the Roof」と安田女子大学(森嶋仁佳子さん、平山千尋さん)の「ポットホールの丘」、入選に近畿大学(吉本大樹さん)の「かさなり-ランドスケープになるトイレ」、静岡文化芸術大学大学院(藤井邦光さん、花田裕美さん、中井俊宏さん)の「つらなり-人と自然を連続されていく自然公園のトイレ」が選出された。また、最終5作品には残れなかった作品から審査委員長特別賞として、崇城大学、神奈川大学、横浜国立大学の3作品が選ばれた。
西沢委員長は「アイデアが現実になる時、いろんな戦いがある。自分の中にある重要なことが戦いに勝つ唯一のものであり、それを持ち続けてほしい。実施設計は建築設計の中でも最高に創造的な場面でもあるので、まわりに翻弄されず、仮に案を変えることがあったとしてもより自分の案が生きるようにしてほしい」とエールを送った。ことしは総合資格学院、大旗連合建築設計、テクシードの3者が協賛。最優秀作品に賞金30万円、優秀作品に10万円、入選作品に5万円の賞金のほか、賞状やトロフィーが贈られた。
対象施設は、「三倉岳県立自然公園内トイレ2棟(大竹市栗谷町大字栗林地内)。県が実施設計を別途業者に委託し、学生は担当教授らの指導のもと、実施設計と工事監理の監修を担う。
毎年恒例のイベントとなったチャレンジコンペは、今回初めて県外の学生にも門戸を開き、応募登録は127件(県内51、県外76)にも及んだ。このうち、作品提出者は県内36作品、県外41作品の計77作品で、1次審査で5作品に絞り込まれていた。
審査委員には、委員長の西沢立衛氏(横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授)と、今川忠男(今川建築設計)、石川誠(石川誠建築設計事務所)の両氏を招いた。7月のコンペ開催発表時には、キックオフイベントを開催し、西沢委員長の講演や審査委員を囲んでの交流会などを企画し、多くの学生が参加するなど注目を集めた。
審査会では、各学生が熱のこもったプレゼンテーションを実施し、審査委員も自身が評価した作品に対する熱い議論が交わされた。
審査の結果、最優秀のほか、優秀賞に広島工業大学(玉井佑典さん)の「Through the Roof」と安田女子大学(森嶋仁佳子さん、平山千尋さん)の「ポットホールの丘」、入選に近畿大学(吉本大樹さん)の「かさなり-ランドスケープになるトイレ」、静岡文化芸術大学大学院(藤井邦光さん、花田裕美さん、中井俊宏さん)の「つらなり-人と自然を連続されていく自然公園のトイレ」が選出された。また、最終5作品には残れなかった作品から審査委員長特別賞として、崇城大学、神奈川大学、横浜国立大学の3作品が選ばれた。
西沢委員長は「アイデアが現実になる時、いろんな戦いがある。自分の中にある重要なことが戦いに勝つ唯一のものであり、それを持ち続けてほしい。実施設計は建築設計の中でも最高に創造的な場面でもあるので、まわりに翻弄されず、仮に案を変えることがあったとしてもより自分の案が生きるようにしてほしい」とエールを送った。ことしは総合資格学院、大旗連合建築設計、テクシードの3者が協賛。最優秀作品に賞金30万円、優秀作品に10万円、入選作品に5万円の賞金のほか、賞状やトロフィーが贈られた。
対象施設は、「三倉岳県立自然公園内トイレ2棟(大竹市栗谷町大字栗林地内)。県が実施設計を別途業者に委託し、学生は担当教授らの指導のもと、実施設計と工事監理の監修を担う。