【ひろしま建築学生チャレンジコンペ】全国の建築学生諸君! 三倉岳県立自然公園内トイレ2棟設計に挑め | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【ひろしま建築学生チャレンジコンペ】全国の建築学生諸君! 三倉岳県立自然公園内トイレ2棟設計に挑め

 広島県は、魅力ある建築物創造事業の人材育成の一環として実施している「ひろしま建築学生チャレンジコンペ2017」の開催を発表した。今回の対象建築物は「三倉岳県立自然公園内トイレ2棟」。今年度は、募集対象を県内から全国の建築学生にまで拡大する。7月15日に実施要領を公表し応募を開始する。今回から総合資格学院、大旗連合建築設計、テクシードの3者が協賛。最優秀作品などの賞金総額は60万円となっている。
 同コンペは、ことしで5回目を迎える。最優秀作品は、実際の公共施設として事業化するとともに、学生が設計・監理にかかわり実践現場を経験できることが特徴だ。今回は、学生の設計スキルアップと交流の促進を図るため、応募対象を全国の大学、大学院、高等専門学校などの建築関連学科に在籍する学生にまで広げている。
 審査員には、建築家の西沢立衛氏(横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授)を委員長、今川忠男(今川建築設計)、石川誠(石川誠建築設計事務所)の両氏を審査員に招く。応募作品の中から、最優秀1点、優秀2点、入選2点、審査員特別賞数点を選定する。
 スケジュールは、7月15日から8月25日まで応募登録申込を受け付け、同28日から9月22日までの期間で作品の提出を求める。10月上旬に1次審査結果を発表し、同28日に公開による最終審査を行う。
 対象建築物のトイレ2棟を整備する三倉岳県立自然公園(大竹市栗谷町大字栗林地内)は、総面積499haの自然公園。3つの峰(朝日岳、中岳、夕陽岳)からなる三倉岳への登山と野外活動など、多くの利用者が訪れており、山頂からは北方に中国山地、南方は瀬戸内海が一望できる。

7月15日の募集開始日にキックオフイベント

 また、コンペの募集開始に合わせ、7月15日にキックオフイベントを開催する。会場は、村野藤吾が手掛け、重要文化財にも指定されている広島市内の世界平和記念聖堂。西沢氏が「建築について話してみようinひろしま」と題して講演する。
 当日は、チャレンジコンペの詳細が発表されるほか、教会の演奏者によるオルガン生演奏も楽しむことができる。定員は30人で先着順となっている。
 また、学生を対象にコンペ審査員3人を囲んでの交流会も企画されている。参加費は無料。定員は50人(先着順)で、希望者は事前の申し込みが必要となっている。申し込みは7月14日まで、県土木建築局営繕課でメール(doeizen@pref.hiroshima.lg.jp)またはHPの応募フォームで受け付ける。

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