東急不動産は、石狩市で整備を進めていた「石狩再エネデータセンター第1号」が3月27日に竣工したと発表した。同社とFlower Communications(東京都中央区、柳川直隆代表取締役)がプロジェクトマネジメント業務を受託し、東急不動産と同社が出資する合同会社が発電した再生可能エネルギー100%で運営する。8月から一部データホールの稼働を始める予定だ。
東急不動産は、今回の事業で、NTT東日本が提供するIOWN構想の「All―Photonics Network」を活用し、石狩市と東京・大手町間を接続する次世代通信環境を8月に導入する予定だ。導入により、これまで課題となっていた長距離伝送に伴う通信遅延を抑え、高速・大容量・低遅延・省電力な通信をできるようにする。石狩市と大手町の両拠点を、隣接するようなデータセンターとして、一体的に利用できる環境の提供を目指す。
この取り組みにより、災害時の事業継続に加え、都市型データセンターとの接続による拡張利用、GPU(画像処理半導体)を活用した生成AI(人工知能)サービス提供、点群データなどの効率的活用によるデジタルツインの実現、ランサムウェア対策など、多様なニーズへの対応が期待されるという。
石狩再エネデータセンター第1号の概要は、延べ床面積が1万0065㎡。区画数は6区画。受電容量は1万5000kVA。所在地は新港中央1丁目722―1。

