【現場見学会】心がけることは?会社の一番好きなところは? 今宮工高生、奈良文化財研究所新営工事を体感 | 建設通信新聞Digital

5月17日 金曜日

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【現場見学会】心がけることは?会社の一番好きなところは? 今宮工高生、奈良文化財研究所新営工事を体感

 大阪建設業協会は16日、奈良市内で高校生を対象とした現場見学会を開いた=写真。大阪府立今宮工科高校建築専科の2年生37人が、奈良文化財研究所本庁舎新営その他工事(施工=鴻池組)の現場を訪れた。
 内部博信所長から工事概要を聞いた後、2班に分かれて現場の各所を見て回った。生徒たちは施工中の建物内部に入り、内部所長らから説明を受けながら熱心に見学した。
 最後に現場事務所に戻り、内部所長らが生徒からの質問に答えた。「仕事で一番心がけていることは」という質問には、「社員や職人とのコミュニケーション」と答え、コミュニケーションにおいて大切なこととして「まずはあいさつすること。現場監督は数百人の前で朝礼をする。知らない人にも元気よく大きな声であいさつすることから入るのが一番」と話した。「貴社の一番好きなところは」という問いには、「風通しが良く、何でも話せるところ」と答えた。
 国立文化財機構奈良文化財研究所発注の同工事の規模は、RC+S造、北棟が地下2階地上4階建て、南棟が2階建てで、総延べ1万1387㎡。設計は日本設計が担当した。
 2016年5月に着工し、現時点の全体の進捗率は58%。北棟は55%で、地上階の内装工事に着手したところ。南棟は95%で、内装工事が終わりつつある。18年3月末の完成を目指している。建設地は奈良市二条町2-9-1。

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