【出前講座】夜でも授業やります! 定時制生徒がクレーン操作など体験 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

公式ブログ

【出前講座】夜でも授業やります! 定時制生徒がクレーン操作など体験

 神奈川県建設重機協同組合(内田靖夫理事長)、全国クレーン建設業協会神奈川支部(斉藤恒四郎支部長)は、県立総合産業高校(相模原市)の定時制生徒約30人を対象に出前授業を開いた=写真。定時制に通う生徒にも出前授業を体験させてあげたいという先生のリクエストに応え、初の夜間開催となった。
 対象は同校定時制総合学科工業技術系列の2-4年生で、座学後、3グループに分かれ、1人約5分のクレーン操作と玉掛け合図を体験した。実習を終えた生徒からは「思ったよりも操作が簡単で楽しかった」「 操作を間違えたらどうしようと不安で怖かった」などの感想が上がった。
 同校の鷹野正明先生は「定時制総合学科のため、生徒たちはいろんな体験を通して自分の進路を選択していく。わたしは建築が専門なため、建設関係の体験ができないか相談したところ、(夜間の)出前授業が実現した」と説明し、「(全国クレーン建設業協会神奈川支部主催の)かながわクレーン塾に入塾し、オペレーターになった卒業生がおり、今回参加した生徒たちの中にも興味を持っている生徒がいるので、体験を通じてオペレーターの道を進んでくれれば業界のためにもなる」と語った。
 今回の出前授業の幹事会社は寿重機、使用クレーン車の提供と実習は加藤興業、石島重機工事、青木重機、訓練支援は多摩川機工が担当した。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら