日本電気硝子は4日、東京都港区のTKPガーデンシティ品川で第24回空間デザイン・コンペティションの表彰式を開いた=写真。最優秀賞には千葉大学大学院生の山内裕斗さんの「Inter-locking glass bricks」が選ばれた。式では、最優秀賞など10作品の受賞者に賞状が手渡された。
冒頭、松本元春社長は「コンペは業界に貢献できる形で今後も続けていく。応募作からは市場のニーズや方向性を学ばせてもらいたい」とあいさつした。
審査委員長の建築家、古谷誠章早大教授は「今回のテーマは、ガラスブロックという固定概念が強い建材に、意外性のある『かわいい』を付けることで、新しい概念が生まれるのではないかと企画した」とし、「最優秀作は共感を呼ぶアイデア。完成度も高かった」と評した。
同コンペには、コーディネーターとして五十嵐太郎東北大教授も加わった。