【土木遺産】聖橋(東京都)を認定! 1927年当時は世界最大級の鉄骨コンクリート橋 | 建設通信新聞Digital

5月1日 水曜日

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【土木遺産】聖橋(東京都)を認定! 1927年当時は世界最大級の鉄骨コンクリート橋

中央線と聖橋(2008年 Photo:ToMSR)

 東京都が管理する聖橋(ひじりばし)が土木学会の2017年度選奨土木遺産に認定されたことを受け、18日に都庁第二本庁舎の建設局長室で認定式が開かれた。土木学会関東支部選奨土木遺産支部選考委員会の福島二朗委員長が、西倉鉄也建設局長に認定書を手渡した=写真。
 福島委員長は「認定をステップにして、土木事業の果たしてきた役割を伝えていただきたい」とあいさつした。
 西倉局長は「インフラの重要性を都民・国民に訴え、景観面も含めてしっかり維持管理して後世につなぐのが義務だと考えている」と話した。
 聖橋(千代田区駿河台4~文京区湯島1)は1927(昭和2)年、関東大震災の復興橋梁として国の復興局が建設した。橋長79.3mのうちアーチ部の長さは36.3mで、内部には鉄筋ではなく鉄骨が使用され、当時の世界最大級の鉄骨コンクリート橋だった。デザインは山田守、構造設計は成瀬勝武が担当した。

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