全国児童生徒地図作品展連絡協議会(事務局・国土地理院)は、全国各地で開催した地図に関する作品展「全国児童生徒地図優秀作品展」に推薦された作品の中から、特に優秀な2作品を選定。9日に霞が関の国土交通省で、国土交通大臣賞に輝いた立命館小学校2年の楳木有紀乃さんと文部科学大臣賞を射止めた岐南町立岐南中学校2年の杉江俊哉さんを表彰した。
杉江俊哉さんの作品「小学校・中学校統廃合map 関・美濃半世紀の歩み」は、小学校と中学校の統廃合という地域の課題を地図に分かりやすく表現した。時代ごとの推移を3層のジグソーパズルの地図で表現した工夫などが高く評価された。
表彰状を手渡した石井啓一国交相は、実物を前にデザインや発想などを称賛。「将来は国土地理院に入ってくれるかな」と笑顔で語りかけた。
この2作品を含む、全国各地の地図作品展の主催者から推薦された優秀作品は、2月にかけて茨城県つくば市にある国土地理院「地図と測量の科学館」などで展示される。