【第22回全国児童生徒地図優秀作品展】個性豊かな作品が集結! 優秀作2作品に大臣賞授与 | 建設通信新聞Digital

5月15日 水曜日

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【第22回全国児童生徒地図優秀作品展】個性豊かな作品が集結! 優秀作2作品に大臣賞授与

 全国児童生徒地図作品展連絡協議会(事務局・国土地理院)は、全国各地で開催した地図に関する作品展「第22回全国児童生徒地図優秀作品展」に推薦された作品の中から、特に優秀な2作品を国土交通大臣賞と文部科学大臣賞として選定した。国土交通大臣賞には富山市立堀川小学校5年の荒井奏音さん、文部科学大臣賞には札幌市立苗穂小学校5年の掛作菜々美さんがそれぞれ輝いた。8日に石井啓一国交相から2人に対して表彰状が授与された。

石井国交相(中央)から表彰状を受け取った荒井さん(左)と掛作さん

 荒井さんの作品「コード・ブルーinTOYAMA」はテレビドラマから着想を得て、北アルプスに囲まれた山岳地域での緊急を要する患者を短時間で搬送するドクターヘリの出動や運用の流れをまとめた。陸路では分かりづらい山深い場所の地形がヘリからだとよく分かるように地形を表現している点などが評価された。
 掛作さんの作品「私たちの住むまち札幌の『地形』と『地質』」は、山や川、海など豊かな自然に囲まれた札幌の地形や地質をいろいろな面から調べ、立体的な地図として作成した。札幌の語源を取り上げるなど歴史にも触れ、土地の成り立ちや人との関わりにも視点が向いている点が評価された。
 優秀作品は、2月にかけて茨城県つくば市にある国土地理院「地図と測量の科学館」などで展示される。

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