【東洋初の地下鉄90周年】交通やまちづくりの将来つくる存在に! 記念シンポジウムで展望を議論 | 建設通信新聞Digital

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【東洋初の地下鉄90周年】交通やまちづくりの将来つくる存在に! 記念シンポジウムで展望を議論

 東京地下鉄は15日、東京都港区のアカデミーヒルズタワーホールで「地下鉄開通90周年記念シンポジウム」を開いた。家田仁政策研究大学院大教授・東大名誉教授が「地下鉄の創成と世界展開を俯瞰する」をテーマに講演。その後、家田氏、野焼計史常務鉄道本部長、紺野登多摩大大学院教授、作家・エッセイストの茶木環氏がパネルディスカッションし、地下鉄開通の歴史を振り返るとともに、地下鉄が交通や都市の未来を開く展望について議論した。約390人が参加した。

山村明義社長

 山村明義社長は「東洋初の地下鉄として銀座線・上野~浅草間が昨年12月30日に開通から90周年の節目を迎えた。2.2㎞の開通から日本の地下鉄ネットワークの歴史が始まった。90年前の地下鉄開通のDNAを引き継ぐ東京メトロは、これからの時代の先端を歩み、新たな歴史をつくっていく存在でありたい」と述べた。
 パネルディスカッションでは、デザインや文学の切り口からも地下鉄とまちづくりの将来を議論。これを踏まえて、野焼常務は「年が明けたことしは次の10年、100周年、その先の未来に向けた1年目と考えている。安全、安心イコール安全プラスサービスをしっかりと胸に刻みながら、未来に向けたさまざまな準備に取り組んでいく」と結んだ。

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